日本時間の今日の夜中にあったAppleイベントで新しいMacBookがお披露目されました。
- 限りなく薄く軽くなった(本体が1kg切る)
- ケーブルが1つのみ(USBーC)
- 8Gメモリ
- Retina Display
- 色が選べる(ゴールド、シルバー、スペースグレイ)
平たく言うと、Retina搭載のMacBook air 8Gメモリに近い感じというところです。
MacBook Pro Retina 13インチ(2013 late)を使っている私には不便に見えます。
確かに軽くて持ち運びはいいのですが、新型MacBookを勧めたくない理由は以下の2つのことがあるからです。
1.iPhoneやiPadの同期と充電が同時にできない
私はUSBも使うし、SDカードの読み込みもします。
充電しつつ、iPod touchのバックアップや同期をするので、USB-Cしか使えないなど、
不便でしかありません。
まして、充電以外でこれを使うために専用のアクセサリーが必要なのも面倒。
USBない
SDカードスロットない
HDMIもThunderboltもない
使うためにいちいちアダプターつなぐのがめんどくせーというのが正直な感想です。
2.Turbo Boostのプロセッサ搭載した割にバッテリーの持ちがいいわけではない
MacBook Pro Retina13インチ:
2.4GHzデュアルコアIntel Core i5プロセッサ(Turbo Boost使用時最大2.9GHz)、3MB共有L3キャッシュ
新しいMacBook:
1.1GHzデュアルコアIntel Core Mプロセッサ(Turbo Boost使用時最大2.4GHz)、4MB共有L3キャッシュ
「Turbo boostってなんやねん?」っていう人はこちらの解説を読むとわかりやすいです。
http://www.gizmodo.jp/2012/06/wwdc_110616.html
私の持ってるMacBookは10時間ぐらい持ちます。
(MacBook Air13インチは12時間です。)
プロセッサが常時速いスピードで動いてます。
8Gメモリ搭載でサクサク動きます。
仕事用途やサイト作成でバリバリ使ってますが、全然不満はないです。
ところが、この新しいMacBook。
同じ8GメモリのRetina Display搭載なのに9時間です。
さらに言えば、Turbo boostをかけてやっと旧型のMacBook Proに届く感じ。
しかもTurbo Boostかかればバッテリーの持ちはメーカー表記を更に落ちると予想されます。
この2つを「使う」という観点から考えると、マシンとしての性能が値段の割にいいわけではない+ケーブルの類が面倒になるという何もお得感がないのです。
新しいMacBookより、「MacBook Airを8Gメモリ標準搭載+Retina Display+12時間バッテリー持ちます」ってものにした方が正直よかったかと思います。(なぜやってくれなかったのかとMacファンとしては正直せつない)
ジョブズならどう言うかなあと考えると、今回のイベントで発表したものにYESと言わなかっただろうなあと。
トラックパッドとか変更点はありますが、旧型でも全然使い勝手いいです。
こだわらない人なら、256GのSSD搭載MacBook Pro Retina13インチは旧型がお買い得です。
新し物好きで充電以外めったに使わねえから構うこっちゃねえっていう人はあえて買ってもいいかもしれません。
私もこれからMacBookを初めて買おうと思うなら、迷わず旧型のRetina13インチにします。